FXで絶対に大損をしない!失敗の理由と長く稼ぐためのコツを解説
FXで大損をして続けられなくなる人もいると聞いて、不安に思う人もいるでしょう。FXで「百発百中」のような人は存在せず、中には大きく損をして取引を続けられなくなる人もいます。
この記事ではFXで大きく損をしてしまう理由や失敗しやすい人、大損を避けるコツについて解説します。
FXで大損する理由
価格変動の波にのまれてしまう
為替相場のボラティリティが高い状況では利益を得るチャンスがある一方で、大きな損をするリスクも潜んでいます。自分が想定した為替変動と逆方向にレートが動く可能性も十分にあるためです。
経験不足のトレーダーはこのような大きな変動に翻弄され、冷静な判断を下せなくなってしまいます。結果的に、損失を拡大させてしまうケースが少なくありません。
勉強不足
FXで安定した成果をあげていくには、以下のような知識を身につける必要があります。
- 為替の基礎知識
- テクニカル分析
- ファンダメンタルズ分析
- リスク管理
勉強不足のまま取引を始めてしまうと勝率が低くなり、損失を被る可能性が高くなります。
感情のコントロールができない
感情を上手くコントロールするには、事前にトレードのプランを立てて損切りや利益確定の水準を決める習慣をつけましょう。また、ストレスを溜めないように心身のコンディションを整えるのも大切です。
資金管理ができない
たとえば、生活費をFXに回してしまったり、含み損のあるポジションを資金が尽きるまで持ち続けたりすると、FXを続けられなくなるかもしれません。
このような状況を防ぐには日頃から余裕資金だけをFXの資金に充てる、損切りのルールを徹底するといった対策を立てる必要があります。
ルールのない取引を続ける
- 取引を始める基準
- 決済の基準
- 損切りルール
FXで失敗しやすい人
感情的になりやすい
たとえば、損失が出たときに取り戻そうと焦って、タイミングを考えずに取引をして大きな損失を出してしまうような人は注意が必要です。
また、利益が出たことに気をよくしてリスクの高い取引をしてしまう人もいます。
FXは常に冷静な判断が求められる投資なので、このようなスタイルでトレードを続けると資金の大半を失いかねません。セルフコントロールはFXを成功させる重要な要素なのです。
FXにギャンブル的要素を求める
1.短期間で大きな利益を狙ってレバレッジの高い取引をする
2.小さな利益を積み重ねるより一攫千金を狙う取引をする
運任せでたまたま大きな利益を得られた人が、知識のないまま取引を続けるといずれ大きな失敗を招きかねません。FXはコツコツ利益を積み重ねる投資だと考え直しましょう。
完璧主義
完璧主義者は負けを認められず、損切りを先延ばしにしてしまうことがあります。損失を最小限に抑えるためには、損切りの徹底が重要です。
FXは勝ったり負けたりを繰り返して、少しずつスキルアップするものです。あまり現実離れしたトレードを考えず、地道に続けていきましょう。
高いレバレッジで取引する
特に経験不足の人が高いレバレッジで取引すると、大きな損失を被り退場してしまう可能性があります。FXでは、自分の資金に合ったレバレッジで取引することが重要です。
情報に振り回される
情報の信ぴょう性を見極め、最終的には自分の判断で取引することが大切です。根拠のない噂に惑わされたり、インフルエンサーの情報を鵜呑みにしたりしないようにしましょう。
FXで大損を避けるコツ
FXの基本を勉強する
以下のような方法でFXの基本を身につけるとよいでしょう。
- 書籍やWebサイトでFXに関する情報を収集する
- FXセミナーに参加する
- デモトレードで練習する
損切りは投資資金の2%を超えたらする
損切りを確実に実行するには、以下のような方法を取り入れてみましょう。
- 損切りラインをチャートに表示する
- 逆指値注文などの損切り注文を活用する
少額から始める
最近は1通貨(米ドルなら1米ドル)といった、小さな取引単位で始められるFX会社もあります。そのため、1万円程度の資金でもFXに取り組めるのです。
FXでは勝率100%はほぼ不可能で、失敗する経験も必要です。損をしてもダメージの少ない金額で始め、スキルが上がってきたら投資額を増やすとよいでしょう。
セルフコントロールを身につける
そのようなケースでも平常心を保ち、自分自身の判断で取引していかなければなりません。勝ち負けにとらわれすぎず、自分の立てたトレードプランに沿って淡々と取引を実行しましょう。
レバレッジを高くしすぎない
FXはロスカットというシステムによって、証拠金以上の損失は発生しにくい仕組みです。しかし、ロスカットが発動するとポジションは強制的に決済され、損失が確定してしまいます。ロスカットを避けるためにも、初心者はレバレッジ3倍程度を目安に取引するとよいでしょう。
元手の少ない人は1通貨から始められるFX会社などを利用すると、低いレバレッジで取引できます。
週末や経済指標発表前はポジションを決済する
週末に市場が閉鎖している間に予期せぬイベントが発生すると、週明けに相場が大きく動くのはよくあるケースです。自分のポジションと反対に動いてロスカットされる危険もゼロではありません。
また、経済指標で予想と異なる「サプライズ」と呼ばれる内容が発表されると、相場が大きく反転するケースも頻繁に見られます。
いずれの場合も「朝起きたらロスカットされていた」といったことのないように、ポジションを決済するのが無難です。
まとめ:FXでは大きな損をしないように地道にスキルアップしていきましょう
取引経験を積むとスキルアップして、徐々に利益を得やすくなっていくでしょう。
FXでは失敗はつきものであると理解し、損失にとらわれすぎないことが大切です。
松田聡子(マツダサトコ)
松田聡子(マツダサトコ)
明治大学卒業。金融ソフトウェア開発、国内生命保険会社の法人営業を経て、独立系FPとして開業。個人や法人オーナーへのコンサル業務、セミナー講師の他、現役FPの知見を生かした執筆業務を行っている。
保有資格:CFP®・DCアドバイザー・証券外務員二種/群馬FP事務所代表
https://gunmaf.net/gunmafp
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