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ライフプランの相談をしたい|事前に準備しておくべきものをまとめて紹介

織瀬ゆり(オリセユリ)

織瀬ゆり(オリセユリ)

ライフプランの相談をしたい|事前に準備しておくべきものをまとめて紹介

目次

「教育費や住宅ローン、FPに相談する場合に必要な持ち物ってなんだろう」「自分が知りたいことをうまくFPに相談するにはどうしたらいいのかな」

結婚や子どもの誕生など、ライフプランが変わる時に何かと頭をよぎるのがお金の問題です。結婚前・出産前と比べて毎月の支出額にハラハラすることも多いのではないでしょうか。そんなとき、力強い味方になってくれるのがお金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)です。

今回の記事ではFPに相談をするのに適したタイミングやスムーズに相談するための方法、また相談内容別に必要となる持ち物の一例について紹介します。

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FPに相談をするタイミング

FPに相談するベストタイミングはいつなのか悩む人も多いでしょう。結論から言うと、どのタイミングであっても問題はありませんが、特におすすめなのが以下の3つのタイミングです。
・加入中の保険に疑問を感じたとき
・結婚などライフスタイルが大きく変化するとき
・老後の生活など不安が募っているとき

加入中の保険に疑問を感じたとき

現在加入している保険に疑問を感じたときも、FPに相談するよいタイミングとして挙げられます。

たとえば加入している保険の保障内容に過不足を感じ始めた、家族の人数が増えて月々の保険料支払いが負担になってきたなど、個々に応じて事情はさまざまですが、そうした不安を感じた場合には一度保険を見直してみるとよいでしょう。

FPに相談することで、解決の糸口が見えてくるかもしれません。

結婚などライフスタイルが大きく変化するとき

ひとつめが、結婚などで大きくライフスタイルの変化が訪れたタイミングです。ほかにも、出産やマイホームの購入、子どもが独立した際も、その後の生活が大きく変わることが想定されます。

これらのタイミングで家計の見直しをする必要が出てくるため、FPにアドバイスを求めることがおすすめです。

老後の生活など不安が募っているとき

ふたつめのタイミングとして、後の生活など先のお金に不安が募ったときがあげられます。

特に自分がまだ若いうちは、老後の生活に備えた資金計画にはイメージがわかないといった方も少なくないでしょう。とはいえ、どこか不安がある状態のままで何もせず過ごしてしまうと、取り返しのつかない事態に陥る恐れがあるため注意が必要です。

お金のプロであるFPに相談することで、なにに対して不安を抱いているのか明確になるほか、適切な行動を取るためのアドバイスがもらえるでしょう。

家計の見直し方法については、下記でも詳しく紹介しているので、合わせて確認してみてください。
家計の見直しはどこからすべき?固定費の見直し方や世帯別のポイントを紹介

家計の見直しはどこからすべき?固定費の見直し方や世帯別のポイントを紹介

スムーズに相談するための3つの方法

FPにお金の悩みを相談する際、以下の3点を心がけることが大切です。
・現在の資産状況と収支を把握する
・事前にFPへの質問を考えておく
・今後の目標を決めておく
それぞれについて、解説します。

現在の資産状況と収支の把握する

FPに相談する前に、現在の収入や支出といった資産状況を整理し、貯蓄額についてもできるだけ正確に把握しておくようにしましょう。なぜなら、曖昧な状態で家計の悩みを相談したところで、現状が正しくわかっていなければ適切なアドバイスをもらうことは難しいからです。

その際、家計簿をつけていなくて焦る方もいるかもしれませんが、家計相談において必ずしも家計簿は必要なものではありません。毎月の給与明細や預金通帳から1ヶ月間のおおよその収支を把握することができます。また、その際、住宅ローンや家族がそれぞれ加入している保険、投資信託などの支出も忘れずに確認するほか、子どもの習い事の費用なども見落とすことのないように注意してください。

もし「iDeCoや財形貯蓄を利用してお金を積み立てているけれど、どの程度貯まっているのかわからない」「学資保険に加入しているものの、保障内容がどうなっているのかわからない」といったことがあれば、それらの内容がわかる書面を相談の際に持参するようにしましょう。

事前にFPへの質問を考えておく

いざ相談に行ったものの、聞きたいことを聞きそびれてしまった、うまく言語化できず伝えられなかったというケースも少なくありません。お金のプロであるFPは、丁寧かつわかりやすい言い回しでアドバイスをしてくれるため、相手が言っていることを理解できない事態にはならないでしょう。しかし、事前に聞きたいことを整理しておくことで、より相談がスムーズに進みます。

FPに相談する前に、なぜ相談しようと思ったのか、現状どういった悩みがあるのか、じっくりと時間を取って質問を考えておくようにしましょう。また、その際は頭の中だけで考えるのではなく、できるだけ質問事項を紙などにメモしておくことをおすすめします

具体的なゴールを決めておく

FPに相談してアドバイスをもらったあと、具体的にどういった行動を起こしたいのかゴールを考えておくことも大切です。

相談したきっかけが個々によって違うように、それによって叶えたい目標も違ってきます。子どもの大学進学までの資金を確保したい、子どもが生まれたので保険の見直しをしたい、などあらかじめ目標を定めておくようにしましょう。

【準備物】相談内容によって『持ち物』は変わる

FPに相談に行く際、相談内容によって必要な持ち物が異なります。そのため、相談内容に合わせて適切な持ち物を準備しておくことが大切です。ここでは、主に以下の5つの相談内容について取り上げてみました。
・保険の相談
・家計相談
・住宅ローン相談
・老後の相談
・お金の相談
さっそくそれぞれについて、みていきましょう。

【保険の相談】『保険証券』でより的確なアドバイスが期待できる

保険の相談の場合は、以下の持ち物を準備しておくとよいでしょう。
・加入している保険の保険証券
・健康診断の結果
保険証券には、契約内容に関する事項(保障内容・保険金・保険金の受取人など)が記載されています。正確な情報を得られるため、より的確なアドバイスを求めることが可能です。相談内容は人によってさまざまですが、保障内容に不備はないか、保険料が安いプランに乗り換えができないかなど、気になる問題に相談することをおすすめします。

なお、保険は健康状態によって加入できるか否かが決まることがほとんどです。そのため、なるべく直近の健康診断の結果を持参することで、加入できる保険をスムーズに見つけることができるでしょう。

生命保険の選び方などについては、下記でも詳しく紹介しています。
【掛け捨て・積立】生命保険はどちらがおすすめ|迷わないための保険の選び方

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【家計相談】『預貯金明細』で収入・支出状況を把握できる

家計相談の場合は、以下の持ち物を用意してからFPに相談することをおすすめします。
・預貯金の明細(通帳等)
・源泉徴収票
・毎月の支出がわかるもの(家計簿やクレジットカード明細等)
家庭の資産状況を把握するためにも、預貯金の明細が必要になります。また、収入状況を源泉徴収票、支出状況を家計簿などでチェックし、無駄な支出や利用できる控除があるか確認します。ライフスタイルが大きく変わったタイミングなどで相談することで、より適切な家計の見直しができるでしょう。

しかし、家計簿を付けておらず支出状況がわからない人も多いかもしれません。その場合は、クレジットカード明細などを持って行くことで、ある程度の支出状況を伝えることが可能です。

【住宅ローン相談】収入・支出がわかる『預貯金明細』で組めるローンを見つける

住宅ローンについてFPに相談する場合、主に必要となる持ち物は以下の通りです。
・預貯金の明細(通帳等)
・毎月の支出がわかるもの(家計簿やクレジットカード明細等)
・ねんきん定期便
・生命保険証券
まず、相談時点でこれからマイホームの購入を検討している場合、上記の持ち物に加えて利用中のローンの残高証明や、源泉徴収票、住民税決定通知書などを持参すると相談がスムーズに進むでしょう。(※自営業の場合は過去3年分の確定申告書など)

次に、すでに購入する物件が決まっている場合には購入する不動産の情報がわかる冊子面、重要事項説明書や売買契約書を持参するとより適切なアドバイスがもらえます。

住宅ローンについては、下記でも詳しく紹介しています。合わせてご確認ください。
住宅ローンはみんないくら払ってる?平均額や年収1,000万円世帯の返済額目安、決め方のポイントを紹介

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【老後の相談】『ねんきん定期便』で将来貰える年金額を調べる

老後の家計や受け取れる年金額等についてFPに相談する場合、主に必要となる持ち物は以下の通りです。
・ねんきん定期便
・個人年金、その他積立保険の証券(iDeCo関連など)
・預貯金の明細(通帳等)
・資産状況がわかるもの(保有株式、投資信託の明細など)
老後は現役時代のようにある程度まとまった収入が見込めないことから、いかに十分な資産を用意するか、リスクを極力おさえて資産を増やすかが重要です。

また、老後は健康リスクも高まるため、万が一のことが起きた際に介護や医療にかかるお金で家計が圧迫される恐れがあります。セカンドライフをお金の心配なく過ごすためにも、早め早めに老後を意識した資金計画を立てておくことが大切です。

【お金の相談】毎月の支出を『通帳』で把握する

お金の相談をFPに相談する場合は、主に以下の持ち物を持って行くことをおすすめします。
・毎月の支出がわかるもの(家計簿やクレジットカード明細等)
・源泉徴収票
・預貯金の明細(通帳等)
具体的な問題がわからないけどお金に関しては、漠然と不安を抱いている人は多いのではないでしょうか。そのような場合、まずはFPに相談することで、不安の根本にあるものを言語化してくれる可能性があります。

より具体的に問題を整理してもらうためにも、家計相談と同様に資産状況や収入・支出状況が把握できるものを用意しておくとよいでしょう。

最後に|不安なことはプロに相談しましょう!

FPに相談するのにおすすめのタイミングは、主に以下の2つでした。
・結婚などライフスタイルが変化するとき
・老後の生活など不安が募っているとき
また、FPとの相談をスムーズに進めるために以下の3点を意識することが大切です。
・現在の資産状況と収支の把握する
・事前にFPへの質問を考えておく
・今後の目標を決めておく
今回の記事を参考に、必要なものを揃えた上でFPさんとの相談に臨んでくださいね。
執筆:織瀬ゆり(オリセユリ)

執筆:織瀬ゆり(オリセユリ)

執筆:織瀬ゆり(オリセユリ)

元信託銀行員。宅建士・ 2級FP技能士をはじめ、複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。2児の子育て中でもあり、子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。
保有資格:FP2級、宅建士、証券外務員1種
https://www.mama-hana.com/

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