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【2023年】NISAをやっている人の割合は?年代別・年収別の利用者の割合も調査!

@nextマガジン編集部

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【2023年】NISAをやっている人の割合は?年代別・年収別の利用者の割合も調査!

目次

・貯金はしているけど、投資はリスクが怖くて踏み出せないな〜
・投資に興味があるけど、いきなり大きな金額で始めるのは不安だな
・投資初心者におすすめの資産運用はないかな
お金を増やしたいけど、投資はちょっと怖い...と思っている方も多いですよね!

そんな投資初心者の方には、NISAがおすすめです。

NISAは少額から始められるため、投資初心者の方でも挑戦しやすいのが特徴。実際に、NISA利用者は年収500万円未満の30代が多く、少額で運用している方が多いです。

本記事ではNISAをやっている人の割合や積立額の平均、NISAのメリットについて詳しく解説していきます。

投資に興味があるけどなかなか一歩踏み出せない方、将来に向けて貯蓄したい投資初心者の方はぜひ最後までチェックしてみてください。

※当ページのリンクには広告が含まれています。

NISAとはどんな制度?

NISAとは、国が認めたおトクな制度で、国民の7人に1人が活用している資産運用法です。少額から始められるため、投資初心者の方でも始めやすいのが特徴です。

ここからは、NISAの種類や特徴について詳しく解説していきます。

NISAの種類は?投資初心者にはつみたてNISAがおすすめ

NISAには「つみたてNISA」「一般NISA」の2種類があります。

どんな違いがあるのか、それぞれの特徴をみてみましょう。
つみたてNISA
(2024年からは「つみたて投資枠」へ名称が変更)
一般NISA
(2024年からは「成長投資枠」へ名称が変更)
特徴 ・年間40万円まで投資ができる
・最長20年間、利益に税金がかからない
・金融庁が厳選した投資信託から商品を選べる
(株式は買えない)
・年間120万円まで投資ができる
・最長5年間、利益に税金がかからない
・投資信託や株式投資など幅広い商品が買える
おすすめできる人 ・少額でリスクを抑えながら長期でコツコツ運用したい方
・銘柄選びが不安な初心者の方
・少額でつみたても一括(スポット)購入もやりたい
・中長期でリスクを抑えながら株式にも投資信託にも投資したい
つみたてNISAなら金融庁が厳選した投資信託から選べるため、銘柄選びが不安な方にピッタリ。少額からコツコツ運用できるため、投資初心者の方におすすめです!

2024年から始まる新NISAでは何が変わる?

2024年から新NISAが始まります。変更点を比べてみましょう!

■新NISAの主な変更点は3つ
・ずっと非課税で投資できる(非課税期間の恒久化)
・無制限で資産を非課税のまま持ち続けられる
・年間で投資できる金額が増えた
2023年 2024年 新NISA
つみたてNISA 一般NISA つみたて投資枠 成長投資枠
口座開設年齢 18歳以上 18歳以上
非課税で投資できる期間 2042年まで※投資は2023年まで 2023年まで 恒久化(ずっと使える)
非課税で保有できる期間 20年 5年 無期限
年間投資上限額 40万円 120万円 120万円 240万円
併用 併用できない 併用可能
最大投資可能額 800万円 600万円 合計1,800万円(内,成長投資枠は1,200万円)
投資対象 つみたて投資対象商品 上場株式投資信託など つみたて投資対象商品 上場株式投資信託など
購入方法 つみたて つみたてとスポット つみたて つみたてとスポット
新NISAでは、投資できる金額も増えて、利益に税金がかからない期間も無制限になり、より使いやすくなりますよ。

■結論
・投資初心者にはつみたてNISA(2024年からはつみたて投資枠)がおすすめ
・つみたてNISAで投資できる金融商品は、金融庁が一定の基準で厳選した「金融庁お墨付きの商品」
新NISAについて、より詳しく知りたい人は下記記事も参照ください。
新NISAは何が違う|切り替えは必要なのか?旧NISAとの違いを解説 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

新NISAは何が違う|切り替えは必要なのか?旧NISAとの違いを解説 | @nextマガジン | @next(アットネクスト)

【2023年】NISAをやっている人の割合を調査

NISA制度がおトクなのはわかったけど、、「実際NISAってどのぐらい人気があるの」「投資はお金持ちじゃないと始められなさそう」「NISAを始めるにはいくらお金が必要なの?」など、私でもNISAを始められるのかな?と不安に思っている方もいると思います。
・NISAの口座数
・年代別のNISA利用者
・年収別のNISA利用者
を紹介しながら、NISAの不安をなくしていきましょう!

NISA口座の開設数の推移|利用者増加中

NISA口座の開設数は、2023年6月末時点で約1,941万4,261口座です。国民の約7人に1人がNISAを利用していることになります。NISA制度が始まった2014年末は825万口座のため、9年で2倍以上も増えていますね!

投資初心者におすすめのつみたてNISAは、2023年3月末から2023年6月末で比べると、約6.7%も開設数が増えています。みんな投資の第一歩を踏み出しているんですね。

参考:金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」2023年6月末時点

<年代別>NISA利用者の割合|30代が最多

金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」(2023年6月末時点)によると、つみたてNISAの口座数は、835万8139口座となっています。これを年代別にまとめると、次のようになります。

つみたてNISAの年代別口座数
年代 口座数 割合
10歳代 2万3644口座 0.3%
20歳代 160万4707口座 19.2%
30歳代 232万4181口座 27.8%
40歳代 205万1396口座 24.5%
50歳代 148万1639口座 17.7%
60歳代 64万4397口座 7.7%
70歳代 19万6214口座 2.3%
80歳代以上 3万1961口座 0.4%
参考:金融庁「NISA・ジュニアNISA利用状況調査」2023年6月末時点

つみたてNISAの利用者は、30代・40代で半数以上を占めています。30代・40代のみなさん、ぜひつみたてNISAを始めてはいかがでしょうか?

<個人年収別>NISA利用者の割合|年収500万円未満が6割以上

「投資はお金持ちがやること」「投資にはたくさんお金が必要」と思っている方が多いのですが、そんなことはありません。
日本証券業協会「個人投資家の証券投資に関する意識調査」(2023年)によると、つみたてNISA口座の開設者の62.5%が年収500万円未満となっています。

一般NISA口座またはつみたてNISA口座開設状況(個人年収別)
 
年収 一般NISA つみたてNISA 一般・つみたて合計
300万円未満 45.9% 33.8% 41.0%
300万~500万円未満 22.7% 28.7%25.1%
500万円~700万円未満 14.2% 20.0% 16.6%
700万円~1,000万円未満 10.6% 12.2% 11.3%
1,000万円~1,500万円未満 4.3% 3.7% 4.1%
1,500万円以上 2.2% 1.6% 1.9%
つみたてNISAは、金融機関によっては100円から始めることができますので、かなりお金持ちじゃなくても、多額の投資元本がなくても始められることがわかりますね。

また、つみたて額はいつでも変えられます。少額からスタートして、慣れてきたら投資額を増やしたり、子どもの進学や家族旅行で出費が重なる時は投資額を減らすこともOKです。

【NISA】毎月の積立額の平均は?運用益をシミュレーション

30代に大人気のNISAですが、皆さん毎月いくらぐらい積み立てているのか気になりますよね!また、20年後の資産をイメージするのはちょっと難しいと思います。

そこで、つみたてNISAの平均積立額8,000円で、20年間運用した場合に、いくら利益が出るのか年利2%〜8%でシミュレーションしてみましょう!

毎月の積立額は平均1.2万円ほど

日本証券業協会のデータによると、2023年6月末時点のつみたてNISA買付金額は5,655億円でした。また、同月末の口座数は576万口座です。

参考:日本証券業協会|NISA口座開設・利用状況調査結果 (2023年6月30日現在)
これらの統計から、つみたてNISAの毎月の平均積立額は、
口座あたりの年間積立額:5,655億円 ÷ 576万口座=約9万8,177円
1口座あたりの月間積立額:約9万8,177円 ÷ 12ヶ月=8,181円
積立と聞くと高額のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、つみたてNISA利用者の平均は毎月約8,000円です。投資初心者にとっても始めやすい金額だと思います。

長期投資の運用益をシミュレーション

20年間のつみたて運用と聞いてもなかなかイメージしづらいと思うので、利回り2%〜8%で20年間、運用した時のシミュレーションをしたいと思います。

※ 利回りは毎日変動します。つみたてNISAは固定年利ではないため参考程度となります

毎月8,000円を20年間つみたてNISAで運用した場合
年利回り 最終評価額 運用益(実際に増える金額)
2% 236万円 43万7,740円
3% 262万円 70万1,284円
4% 292万円 100万263円
5% 326万円 133万9,662円
6% 365万円 172万5,166円
7% 408万円 216万3,248円
8% 458万円 266万1,280円
シミュレーション方法:イオン銀行つみたてシミュレーション

毎月8.000円の少額でも、コツコツ20年間続けるとかなり資産が増えることがわかりますね!銀行預金の利率は、大手メガバンクでも0.002%のところもあるため、お金の置き場所によって資産形成に差が出ることがわかります。

しかもNISAは運用益に税金がかからないため、投資した分も増えた分も全額受け取ることができます。かなりおトクな制度です。

投資初心者向け!NISAの3つのメリット

NISAには色んなメリットがありますが、投資初心者に特に大切な3つのメリットを紹介します。
① ほったらかしでお金が増える
② 利益に税金がかからない
③ 少額から始められる

基本的にほったらかしでお金が増える

つみたてNISAのような長期積立投資の場合は、積立金額や金融商品を最初に決めておけば、その後は自動で買い付けされます。

そのため、金額や商品を変更しない間は面倒な売買手続きを毎月(毎日)行う必要がありません。仕事や家事・育児の両立で忙しい社会人にとっては、とても助かる仕組みですよね!

税金を引かれず運用益がまるごと手に入る

つみたてNISA(2024年からはつみたて投資枠)も一般NISA(2024年からは成長投資枠)も、投資で得られた利益(運用益)には税金がかかりません。

先ほどのシミュレーションでは、43万7,740円〜266万1,280円の利益が出ましたね。通常の口座であれば、この利益に約20%の税金がかかってしまいます。

(例)
通常:43万7,740円 × 20% = 8万7,548円も税金が引かれる! → NISAなら税金0円
通常:266万1,280円 × 20% = 53万2,256円も税金が引かれる! → NISAなら税金0円
NISA口座を使わないと損ですよね!

少額からでも始められる

NISAは金融機関によっては100円から始められます。最低投資金額は金融機関によって異なるため、金融機関ごとの最低投資金額を見てくださいね。

もしNISAで株式投資に興味がある場合は、100株未満の単位でも株式が購入できる金融機関を選べば、少額から株式の取引もできます。

終わりに|今からNISAで貯蓄しよう

仕事や家事・育児を頑張っている30代こそ、NISAを利用していることがわかりましたね。メガバンクの金利が0.002%の時代に、銀行にお金を寝かせておくのはもったいないです。

また、NISAは中長期で運用する投資ではあるものの、万が一必要な時にいつでも引き出して使うこともできるため、使いながら増やせる点も子育て世代の味方です。

国が認めたおトクな制度「NISA」で貯蓄と投資を始めませんか?
NISAの運用
証券会社を比較する
執筆:@nextマガジン編集部

執筆:@nextマガジン編集部

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お金に関する基本的な知識から貯金のコツ、資産形成まで幅広く伝えるメディア「@nextマガジン」の運営を行っています。ここにくれば、お金の悩みが解決できる「お金の広辞苑」を目指して日々記事を公開中です。本当にタメになる情報だけを厳選してお届けします。

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